ついにミステリーの原点に辿り着いた…
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殺人事件を警察や探偵目線で推理するアドベンチャーゲームは、日本の人気作家だけにとどまらず、海外の有名な作家シリーズものも発売されました。移植の迷作と言ったら、あの有名な「MURDER on the MISSISSIPPI」ことミシシッピー殺人事件ですね。
それはさておき、それでは世界の名探偵によるミステリーゲーム作品を振り返ってみたいと思います。
ノートン教授が失踪した。依頼人は娘のベロニカ。父の行方を捜して欲しいという依頼にホームズは捜査に乗り出す。時を同じくして、ロンドンでは心臓を抉り出すという凄惨な殺人事件が相次いでおこる。その遺体のそばには被害者の若い頃を描いたと思われる紙切れが落ちていた。果たして二つの事件に関連性はあるのか? ノートン教授はどこへ?そしてホームズの宿敵モリアーティは・・・
英国の名探偵シャーロックホームズシリーズ第2弾。第1弾のタイトルは、シャーロックホームズ伯爵令嬢誘拐事件。誰もが推理アドベンチャーだと信じて疑わないタイトルでしたが、そこはやっぱりトーワチキ、思いっきりアクションゲームでした。
第2弾は新宿中央公園殺人事件のようなフィールドマップに、登場人物40人以上というスケールの大きな本格アドベンチャーになって発売されたことから、第1弾で何かあったのかなと想像に容易かったと思います。
海外の推理小説系は、想像力が乏しくなるうえに名前をなかなか覚えられなかったりで難易度が高くなりがちですが、今作は名探偵ホームズとワトソンを切り替えながら少しずつ事件を解決へと導く、推理アドベンチャーの醍醐味を存分に感じることができるかと思います。
お金を払えば馬車で移動できるけど、捜査は足で稼ぐ派に→霧のロンドンマップ
1 | ホームズの下宿先 | 2 | ノートン家 |
3 | タイムズ社 | 4 | パーク・レーン |
5 | バガテル・クラブ | 6 | スコットランド・ヤード |
7 | レストラン シンウェル | 8 | パブ ポセイドン |
9 | 英国陸軍省 | 10 | ペルメル街 |
11 | コンデュイット通り | 12 | 馬車置き場 |
13 | スローン街 | 14 | Stバーソロミュー病院 |
15 | アジトは○○○○ | ★ | 殺人現場 |
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1987年ロンドン。極悪非道のモリアーティ教授からヴァイオリンの名器「ストラディヴァリ」を盗むという脅迫状を受け取ったグレイ・コーネルは名探偵ホームズに守ってくれるよう依頼する。
その一方演奏会のプロモーター・ノックスの相棒だったピットマンが殺されるという事件が起こる中、ホームズは無事に事件を解決することはできるのか?ベーカーストリートの名探偵シャーロック・ホームズが宿敵モリアーティ教授との知恵比べに、助手のワトスンと共に挑む…
「霧のロンドン殺人事件」の続編でシリーズ第3弾。ロンドン・パリ・オーストリア・ラインハルト城・ベルリンの5都市を舞台に事件を解決していく。1本道なので、まず行き詰ることはほぼありません。
第3弾は、各都市の初めからプレイできるパスワードが使えるようになったり、お約束の3Dダンジョンも追加するなど、じっくり楽しめる本格アドベンチャーゲームになりました。トーワチキもやればできると感心させられた作品です。
9日 P.M.8:05 リバティタウン郊外にある、ハウリントンカレッジ通用門近くの駐車場にて、車中より男性死体が発見された。被害者はロビンズ商会社長、ビル・ロビンズ(34)。死因は、鋭利な刃物にて背後から受けた数ヶ所の刺し傷による出血多量。
当初は、痴情のもつれや金銭トラブルによるありきたりの事件かと思われたが、捜査は思わぬ進展を見せ始め……。
時を経て明らかにされる20年前の迷宮入り事件の謎。複雑な人間関係の中に隠された驚くべき事実とは何なのか。そして真犯人は…。
80年代後半にPCゲーム界において、アドベンチャーゲームを製作してきたリバーヒルソフトのゲームソフトで、「J.B.ハロルド」を主人公とし人気を博した推理アドベンチャーゲーム。海外を意識した雰囲気作りと音楽はサイコーです。ただやっぱりなかなか登場人物の名前が覚えられない。それでいて登場人物の多さとコマンドの多さときたら・・・。
総当り系は疲れるけど、たくさんの人から情報を得て、少しずつ事件の真相に迫って行くのが、色褪せない面白さ。ただ名前さえ覚えられれば・・・。
それは不意の出来事だった...。
姉との楽しいドライブの途中、見知らぬ土地の不気味な館の前での突然の事故...。姿を消した姉を探して、私はその館の中へと誘い込まれてしまった。
怪しげな妖気とただならぬ気配がその館をおおい、何だか悪い予感がする。早く姉を助け出さなければ、大変なことになりそうだ。
「姉さん、いま助けにいくから待っていてよ...。」
「ディジャブ」、「シャドウゲイト」に続くケムコアドベンチャーシリーズの第3弾。
ホラーを前面に押し出した雰囲気のなか、なぜかおとぼけな「ぼく」が主人公。そして本当によく死ぬというシリーズの特徴はもちろん継承されています。
でもこのシリーズはこれが売りなんです。アイテムは必要なものしか取ってはいけなかったり、機転を利かせた行動が必要だったりと、コマンド総あたりで解ける殺人事件系AVGよりも奥が深い。もたもたしていると、オープニングで死んでしまうことすらあります。
序盤から死ぬ、これこそ本格的なミステリーホラーアドベンチャーといえるのではないでしょうか?。