SFCサウンドノベルの元祖

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SFCサウンドノベル不朽の名作任天堂 弟切草

ノベルゲーム

サウンドノベルは本を読む感覚で誰でも簡単に楽しめるだけでなく、その分岐ポイントによって幾つものシナリオが進行していくという画期的なシステム。今までのアドベンチャーゲームのように1回クリアしたら終わりという問題点を見事に解決し、本作品によりアドベンチャーゲームの新たな道を見出したといっても過言ではない。

知っている人もいるかもしれないけど、このシステムは80年代後期に流行したゲームブックがオリジナルではないかと思う。

弟切草

チュンソフト 弟切草 ゲーム画面

メーカー:チュンソフト
発売日:1992年3月7日
価格:8,800円
ハード:スーパーファミコンROM
シナリオ:長坂秀佳

奈美 -それは、扉に描かれた彼女の名前だった。

【あらすじ】

彼女とのドライブの帰り道で、ちょっとした事故に巻き込まれるところから物語りは始まります。車が動かなくなった上、突然の雨で、二人は近くの木立を抜け、森の中に建つ不気味な屋敷へと足を踏み入れます。

その屋敷の中で、二人の廻りに次々と起こる不可解な出来事・・・。二人は屋敷に秘められた謎を解き明かし、恐怖の館から脱出することができるでしょうか・・・。

引用:メーカーちらし
【ゲーム紹介】

弟切草は、昭和の刑事ドラマ名作「特捜最前線」の脚本を手がけた長坂秀佳氏を起用したことで、サウンドノベルシリーズというジャンルを決定的なものにした作品。

このゲーム最大の魅力は、選択肢によって全く違った世界が形成されていくっていうパラレルワールド思想を実体験できるところ。簡単に言えば「もしもボックス」をこのシナリオ内で体験できる。

そんな「弟切草」のストーリーは、恋人の出生の秘密などが明かされて行く運命的ホラーアドベンチャー。その運命の歯車が動き始めたとき、人生はどう変わってしまうのか?。初めてプレーするときは、車椅子にご注意を。(ヘッドホン着用してのプレーをおすすめします)

恐怖を感じる画面描写

古い洋館の前に咲く実在する弟切草

日本人ならまず入るのを躊躇する佇まい。何かが起こると想像にたやすい洋館。

古い洋館のホワイエ。左には西洋甲冑の鎧と不気味な水槽

絶対襲ってくるよあの鎧。西洋甲冑の怪しい鎧と何かが入っていそうな不気味な水槽

無謀にも洋館のシャワールームで勝手にシャワーを浴びる

洋館のシャワールームは、排水口に髪の毛、棚にはやけどの薬とゴキブリ。それなのに無謀にもシャワーを浴びる強心臓の持ち主。

血で書かれた「奈美」の二文字

血で書かれた「奈美」の二文字。それは、扉に描かれた彼女の名前だった…。

洋人形
突然襲ってきた無人の車椅子

キィコキィコ…。車椅子に恐怖する。

引き戸を開けると書斎の本棚がずらりと並んでいた
地下室には無数のストーブが焚かれ、酸欠になりそうな状態