アドベンチャーゲームアーカイブス
みんなの記憶に残っているファミコンのアドベンチャーの秀逸かつ名作レトロゲームを紹介。
子どもの頃クリアできなかったゲームを今、クリアしてみるのもファミコン世代と呼ばれたボクら大人の楽しみ方です。
ファミコン初期に発売されたアドベンチャーゲームは、PCゲームからの移植作品でした。当時ファミコンはアクションメインのゲームが多く、クリアしても無限ループする仕様で、エンディングというものはあまり無かったと思います。
その反面、推理サスペンスを題材にしたADVゲームは、事件を解決することでエンディング(結末)を見ることができ、その達成感やヒューマンドラマから得られるカタルシスが魅力。
そんな時代背景を織り交ぜながら、名作アドベンチャーを紹介していきたいと思います。
キミは真犯人を追いつめられるか!!
悪徳サラ金社長が自宅で殺害された。しかし、その部屋には鍵がかかっており、密室状態だった。やがて、事件は神戸ポートピアの連続殺人事件へと発展していく‥‥。
このゲームは自らが刑事となって、部下ヤスとともに連続殺人事件を解決していくコマンド型アドベンチャー。PCゲームの移植であったものの、発売当初ファミコンユーザーにとってこのアドベンチャーというジャンルは、ちらし(参考資料)に説明書きがあるくらい未知なるものでした。
ただ移植だったことで、しばらくすると周囲からネタバレが日本各地で頻発。地下室で迷い、クリア前出来ずにいた 人も多い中、先入観バリバリで後半プレイをするハメになったと記憶しております。
昔は今と違って、攻略法やネタバレは友だちの兄ちゃんかファミマガとかだったし、このゲームをプレイしてなくても犯人知ってる人多かったし、よくある話だったんですが、少年期にプレイしたゲームというのは、今でもよく覚えているものですよね。
謎が謎を呼ぶ!!
セントルイスを出航し、ミシシッピー川をくだってニューオリンズへ向かう外輸船デルタ・プリンセス号。一等船室で旅を楽しんでいたチャールズ・フォックスワート卿と助手のワトソンは、偶然にも殺人事件に遭遇し、解決に挑むが‥‥‥。
豪華客船をのんびり散歩していたとき、事件は船内で起こった。何者かの罠によって、殺人事件が起こってしまう。第一の犠牲者は探偵チャールズ。何とも犠牲者は自分という前代未聞の事件だ。
「なんということだ!せんせいがだれかのしかけにひっかかってしんでしまうとは・・・」
あのさ、ちょっとは助けようとしてくれよワトソンくん。普通、船の中に落とし穴あるかね?壁からナイフって?もしかして被害者はワタシ・・・?
それになぜ君は落とし穴に落ちないんだ? まさかあのゲームのように・・・?
と誰もが頭をかすめたはず。
実際はそんなことはなかったんだけど、容疑者の証言を3つまでしかメモれないチャールズの要領の悪さに行き詰まり、発売当時ほとんどの人はノークリアという難易度だった。そして何度これを見たことか!。
僕の場合はこの攻略本を買ってもネタバレ規制の憂いにあい、数年経ってやっとクリアしたような記憶が…。
でもそこで観た結末は想像を超える展開で、リメイクしたらこのゲームはもしかして名作になるんじゃないかと、今ではちょっぴり思っています。
謎が謎を呼ぶ怪事件。ぶんちん殺しとダイヤモンドの行方を追え!
ある日、吉本社長宅で盛大にパーティーが行われていた。そこで桂文珍が何者かによって殺害される。現場の金庫からは宝石「アフリカの星」が消え、床には「スハダクラブ」のダイイングメッセージが…。
吉本の芸人が出演するアドベンチャーゲームで、プレーヤーは探偵さんまの助手役です。殺されたのは今では大御所の桂文珍。当時は、知らないよこの人なんていう芸人もいましたが、登場人物の特徴をとらえたセリフや、探偵さんまのプレーヤーをあきさせないコメントなど、今やったらかなり楽しめるコミカルアドベンチャー。
タイトルからすると芸能人の名を使ったクソゲーぽいにおいがぷんぷんしますが、このゲームに限っては本格推理コマンド型アドベンチャーとなっているので安心して解決してください。アドベンチャー好きなソクラテツがおススメするやってみた方がいいカニなアドベンチャーゲームです。やれば納得カニカニどこかに…。
1位:殺意の階層 |
2位:ミシシッピー殺人事件 |
3位:太陽の神殿 |
4位:消えたプリンセス |
5位:新宿中央公園殺人事件 |
リアルに時間が進む考える推理アドベンチャー「殺意の階層」がダントツの難しさ。攻略本なしでクリアした人いるのかな?と疑問に思う。
犯人は誰だ?!推理が推理を呼ぶ
新宿中央公園にで発見された人気ホステスの絞殺死体。警察は、ひとりの探偵に事件への協力を要請する。探偵の名は、神宮寺三郎。新宿の闇に生きる男だった。
ハードボイルド神宮寺三郎シリーズ第1弾。AVGにしては珍しく公園のフィールドマップがあり、シナリオが第1弾というだけあってかなり貧弱な印象でした。やっぱりこの手のゲームに限っては、連続殺人に発展しないと面白みに欠けるのは否めない。ただ難易度のほうはその割りに高く、行き詰るとタバコを吸わせていた見たものの、思ったよりあまり役に立たないコマンドでした。
特に難しいのは公園内の設定で、あるポイントでは「まわり みる」で特定の場所に入れたり、重要なコメントが聞けたり、また日にち概念が多少必要なところ。(日にちについては、「ゲームをやめる」を選択するとで一日進めることができる。)
ともあれ携帯アプリや任天堂スイッチにラインナップされ、今もなお愛されているロングセラーアドベンチャー。ハードが代わっても、新作が出るたびユーザーの支持が高いのはさすがです。