スーファミ名作RPGアーカイブス
1988年ドラクエ3の大ヒットで、さまざまなメーカーがスーパーファミコンRPGを開発。1992年ドラクエやFFといったメジャー級RPGがシリーズ5を発売する頃、準メジャー級RPGもシリーズを重ね不評だった点や残念な点を改良し、良質なロールプレイングゲームに進化を遂げました。
しかし幾度となく話題になるメジャー級と違って、そんな感じの記憶だけでストーリーや世界観など中身は忘れてしまっているもの。
ということで今回はそんな準メジャー級RPGにスポットにあて、懐古用に紹介していきたいと思います。プレイしたことない人には、プレイするキッカケになるとうれしいです。
記憶をなくした若者に、オリンポスの神々は何を強いるのか!?
ヘラクレスの栄光シリーズの第3弾。シリーズ1,2ではRPGの巨塔ドラクエ、FFシリーズと比べるとグラフィックが見劣りする感は否めず、一流の仲間入りできなかった言わばB級RPG。
それがシリーズ3ではハードがスーファミになったことで、表現力豊かに改善され発売。のちにストーリーの傑作と言えばヘラクレス3と言われるほどの作品となりました。
最初は普通のよくあるお話、それが中盤以降【真実】があきらかになり始めたあたりから、ストーリーの加速度が増していく。そこから先は、メジャーソフトの悪の根源を討伐しに行くだけのクエスト系PRGとはあきらかに違うことを実感できます。
ただ残念なのは、ヘラクレスが仲間になるまでゲームバランスが悪いところ。それでも緻密に構成された「自分探し」をするストーリーに、忘れられないゲームソフトになることと思います。
記憶に残る男「テッドブロイラー」。データイーストは潰れちゃったけど、強烈な存在感を残してくれた自由型RPG。このゲームは自由度が売りで、普通のロープレみたいにクエスト慣れしているプレイヤーにとっては、この上なく難しいゲームです。
それはまるで人生と同じではないでしょうか?敷かれたレールを走ることは容易い。しかし自由をいざ手に入れてみると・・・。
ともあれ戦車の改造とか好きな人にとってはすごく楽しいと思いますよコレ。 自由を満喫できる男になりたいならプレイするべきソフト。でも逆にそうでない人にとっては、何の魅力も感じない難しいゲームだと個人的には思います。
運命の予言は今、戦士たちを冒険に導く。
広大な大地、そして海底に広がる神秘の世界。マキシム達の行く手にはさまざまな冒険が待っています。すべての大陸、すべての島々を制覇したとき、「エストポリス伝記Ⅱ」に秘められた大いなる謎が解き明かされるのです……。
シリーズ1作目で不評だった「お使いPRG」や戦闘システム(ターゲット空振り)は改善され、新しく「ステップムーブシステム」を搭載。グラフィックやBGM、成長バランスもいい中堅RPGとして帰ってきた。
趣向をこらしたダンジョントリックや、ランダム生成ダンジョン「古(いにしえ)の洞窟」など探究心を駆り立てる要素が今作の魅力。洞窟滞在が長すぎて本編をド忘れしちゃうことも・・・。
そしてエンディングの情景描写はきっと感動の涙を誘うことになる。雰囲気こそ似ているが、イムホフ・カーシャの
「じゃあ私たちは、なぜ生きてきたの!」は、そこにはない。SFCやったほうがいい名作RPGベスト3。オススメです。
故国再興を誓う王女フィレーナは、奇跡を呼ぶ冒険の旅に出る。
バトラーとして育てられたフィレーナは、育ての親「ゼナ」との闘いの中でその訳を知る。強大な軍事国家デビス帝国に立ち向かうフィレーナの目的とは・・・。
ストーリーは、首藤剛志氏の小説が元になっているためしっかりしているので、ストーリー重視のゲームとして存分に楽しむことができます(1992年OVA化)。そしてグラフィックが美しい。正直言って、徳間書店インターメディアにここまでのスペックがあるとは思いませんでした。
戦闘シーンはFF式アクティブタイムバトルを採用していますが、このフィレーナでは珍しく魔法の概念がないのが特徴。それをカバーしているのは格闘ワザというスペシャル技で、武器の特徴を活かした技をレベルアップに伴い憶えていく独特の戦闘方法です。
【これだけは言いたい】
ゲーム中盤でフィレーナの目が一時見えなくなってしまうんだけど、歩くたびに画面にノイズを走らせるのはやめてほしかった。プレーヤーにとってこれはかなりキツイです。
七つの不思議な財宝「オーパーツ」の謎を解け!
遥か昔、まだ世界には誰も姿も無く、ただ世界樹が深く佇んでいるだけだった。 そして、ある日、世界樹は3つの果実を実らせ、そこから「妖精」、「人間」、「魔族」が生まれた。彼らはそれぞれ、自らがいるべき世界へと潜み、三者はその存在さえも意識する事は無かった。 だが現在からちょうど1000年前、魔族が住む闇の国に強大な指導力と強烈な支配欲を持つ、新たな王が生まれ、彼は人間が住む地上の支配を目論んだ。
しかし、人間達は世界中の国に住む妖精達と力を合わせ、これを撃退。妖精達の聖なる力により、闇の国の者達は、永遠の闇に封印されたのだった。それから1000年後の現在、人間達は過去の大戦も世界樹の国の存在も忘れ去り、平穏な日々を過していた。しかし…。
SFCにおけるスクウェア最後のソフト。「アクションポイント・バトルシステム」を搭載し、「たたかう」を連打する今までのRPGとは一味違う、より戦術的な戦闘が楽しめるようになっています。
やり直しの効かないバトルや戦闘に勝利してもお金が手に入らない、また持ち物の量が制限されているなど細かな点にリアリティを実感できます(ムダに…)。そしてこのソフト最大のウリは、難しすぎない一本道のストーリーと美麗なグラフィック。
ただグラフィックを重視するあまり、街や住人が少ない、物の売買システムがしっかり作られていないなど全体的に世界が狭すぎるという意見も結構ささやかれてました。
終盤に手に入る最強の杖は、
魔力のつえの場所はここ
アトランティス城に入り、2Fの床のある場所を探すと、【魔力のつえ】というレイン専用の最強のつえが手に入る。 神殿の1Fの階段のそばに修行馬がいるところのちょっと手前に、床の置物が1ヶ所だけないところがある。そこから 壁をすり抜けて隠し通路に入り右→下→左→上に進むと、【ラビットブーツ】を入手できる。 これはアクションポイントを18も増やせるアイテム。
リアルさの追求もいいけど、RPGはやっぱり2頭身。そんな想いのあるユーザーにおすすめしたいFFシリーズの最高傑作です。
メジャータイトル「FINAL FANTASY」シリーズのファイナルファンタジー9。どこか物語をみているような、まさにファンタジーという言葉どおりの完成度で、プレイヤーを魅了したシリーズ9。カタルシスを感じる名作として後世に名を残しました。
シリーズⅠからプレイした中で、世界観やストーリーはシリーズ最高傑作だったとも言われる呼び声の高いこの作品。リアル8頭身もいいけど、やっぱりRPGはSDキャラに限りますネ。
このゲームの見どころは、本来の目的よりも主人公ジタンとガーネット姫の恋の行方。2人を取り巻く仲間たちと忍び寄る魔の手、とくに感動のラストムービーは見ごたえ十分。できることならモバイル端末で再発売してほしいと未だに思っています。
エンディングソング「Melodies Of Life 」は、FF8「Eyes On Me」に続くヒットを記録、ゲーム音楽史に残る名曲となった。歌:白鳥英美子 作曲:植松伸夫
1位:エストポリス伝記2 |
2位:ヘラクレスの栄光3 |
3位:ドラゴンクエスト6 |
4位:ロマンシング・サガ2 |
5位:ドラゴンクエスト5 |
ストーリーがわかりやすく、システムも単純なRPGがおすすめです。