ときめき冒険ファンタジーアドベンチャー
心温まるほのぼの系アドベンチャーっていいものですよね。その対極にあるような男のロマンを駆り立てる古代文明を巡るスリリングなアドベンチャーもいいっ。
そんな殺人事件を推理するゲームと一味違ったアドベンチャーゲームはいかがですか?
人間と動物たちが平和に暮らすリップルアイランドに事件がおきた。さらわれたナサレル王女を助ければ、王女と大金が手に入る。主人公カイルはふしぎな少女キャルと、一かく千金を夢みて旅にでた・・・。キミの知恵と想像力の限界をためす。アニメーション・アドベンチャーゲーム堂々デビュー!。
リップルアイランドといえば、アニメ映画のようなグラフィックと世界観で支持を得ていたほのぼの系ファンタジーアドベンチャー。ただドラクエ3の発売目前(1988年2月10日)ということもあってか、さほど話題になることはありませんでした。(当初の発売日は11月でしたが、1月に発売延期になった。)
プレイしてまず感じるのが、皇帝「ゲロゲール」を退治に向かう主人公カイルとキャルに対して、道中に出会う小動物の対応は冷たく、全く期待されていないということ(笑)。そんな非協力的な動物たちに、ほのぼのしていながらも実は結構頭を悩ませられるほど難易度が高い本作。
それでも真のエンディングと言われるカイルとキャルの紡ぐストーリーを見れたなら、きっと感動と笑みがこぼれるに違いないと思います。中にはキャルに惚れちゃう人も…。(EDは5種類。)
痴呆が風邪のように流行るという「流行性痴呆症」が大流行。この病気の特効薬である「オニノフグリ」の輸入先であるラビア王国の王女キララが、親善訪問として来日した5日後に突然失踪!同時にラビア王国の命とも言える5種の神器もなくなってしまった。
5種の神器が無いと王位継承権が失われてしまうので、後継者争いが起こってしまうかもしれない。 王女の戴冠式は30日後。30日以内に王女と5種の神器を見つけないと国交断絶になり、「流行性痴呆症」を治す唯一の特効薬である「オニノフグリ」の輸入をストップされてしまう。
この捜査を担当する事になった小林もんたは、警察犬小次郎丸と一緒にキララ王女と5種の神器の捜査を開始する事になった…。
メディアミックス商法を取り入れた「WAVE JACKシリーズ」第2弾。今作では冨田靖子というアイドル?のヒント入りカセットテープや警察手帳などを同梱し、5千円という高額で発売されました。他にもこのシリーズとして第1弾「銀河伝承」・第3弾「聖剣サイコカリバー」があります。
このゲームの特徴は、時間概念に加え、オニノフグリやアクアラングなど子供には理解できない単語や品々、ヒントの少なさ、ほぼ入れてしまうハンパない建物の数に尽きます。
当時はメーカーの打ち出した「自分で考えて謎を解くこと」を提議したせいもあってか、ファミマガとかファミ通とかマル勝などのファミコン雑誌であんまり取り上げらなかったため、クリアできたのはほんの一握りの人だったんじゃないかと思います。
これは 数奇な運命の下に生まれた 男の子と女の子の物語です。ゲームを進めるにつれ、二人の出生の秘密が明らかになっていきます。何はともあれ、お話は長串村というある平和な村を舞台に始まるのですが……中略
そのころから鬼やら龍やらが、そこいらを あらしまわるようになりおった。それが何やら子どもらの生まれの秘密と つながりがありそうでのう。やがて二人は遠く遠くはてしない旅に出ることにあいなるのじゃ。さあ二人の行く手には何が待ち受けているのでしょうか?また二人の出生の秘密とは……壮大な冒険絵巻の始まり始まり!
ディスクシステム初の前後編システムを採用した任天堂テキストアドベンチャーゲームシリーズ第1弾。(パックスソフトニカ株式会社と共同開発)
AVGというと殺人事件などのミステリー系が大半を占める中、こういったほのぼの系はすごく新鮮と多くのユーザーの支持を獲得しました。ストーリーは誰もが知っている昔話(桃太郎、金太郎、浦島太郎、かぐや姫など)をモチーフにしたもので、男の子と女の子の二人をザッピングしながらすすめていきます。
昔話のそれっぽいBGMもかなりの名曲で、今でもアレンジャーに絶大な支持を受けていたりと幅広く人気を博した任天堂ならではの秀逸アドベンチャーです。
平成 新・鬼ヶ島は、登場した動物たちが活躍する外伝(SFC)チラシ裏
ふぁみこんむかし話 遊遊記という、むかし話シリーズ第2弾がある。
人々の間で世紀末への不安が高まる1995年、9月25日の東京。
主人公の少年「おれ」は双方向テレビの占いサービスで見た「郊外の博物館で異性との出会いのチャンスあり」との予言を確かめるため「悪魔博物館」へやって来た。
占いの通り、博物館の中で同じくらいの年頃の少女に出会う。
そこで突如発生した地震発生により、思わず抱き合う2人だったが地震は一向に収まらない。そこで動揺した少年は、占いで知った「異性を射止める言葉」を厄払いのおまじないを叫んだ。しかしこの言葉は、悪魔を解放するための呪文だったのだった・・・。
任天堂DISKアドベンチャー遊遊記に続く第3弾。時代はすでに次世代機スーパーファミコンに向いていたので、グラフィックやサウンドの劣るこのゲームソフトの発売に気づかない人多かったかと思います。
ストーリーは、実際の歴史を活かしつつアレンジされたファンタジー系アドベンチャー。さすがは任天堂クオリティと実感できます。ただこのゲームの特徴として、要所要所でクイズが出題されるのですがこれがまたとんでもなく難しい。ググれば簡単だけど、当時はなかったもんなぁ。
考古学者である父が遺跡発掘中に魔物の封印を解いてしまい、姿を消した。息子・草野大介は古文書の教えに従って「クレオパトラ」の力を借りるため、彼女を蘇らせるという「イシスの涙」探索の旅に出た。
RPG要素をプラスしたAVGゲーム。古代遺跡発掘中に悪霊に取りつかれてしまった父親を救うため、イシスの涙を探して旅に出るストーリー。世界観はなんとなく「太陽の神殿」に共通点を感じます。
ただ違うのはゲーム性にRPG要素(ステータスや経験値)を取り入れているという点。弱い敵に運が悪くて死んでしまうことは太陽の神殿ほどではないけれど、コマンドごとに敵が出てきてやられることは頻繁にあるんです。しかも宿屋に泊まらないとレベルアップしないなんて、いい商売するな宿屋のババア。宿代高すぎるぜっ。
アドベンチャーゲーム全般に言えたことだけれど、RPG要素や迷路を盛り込んでもやりこむとすぐクリアできてしまうところがすごくもったいない。謎を解きながらヘリテイジを巡るワクワクするようなゲームだっただけに、もうちょっと遊べるゲームにして欲しかったですね。
マヤ文明を代表する世界遺産チェチェンイッツアの遺跡を舞台に謎を解き、太陽の神殿と太陽の鍵を探し求める男のロマン型アドベンチャー。BGMはその世界に引き込むには申し分のない名曲ぞろいで、特にセガサターンでリメイクされたオープニング映像はNHK番組かと思ってしまうほどに完成度が高いです。
ゲームは手順を間違えると手詰まりになることも多く、かなりムズカシイ。だけどそれがかえって命をかけた本格的アドベンチャーの魅力に満ちていて、楽しさ倍増。舞台が古代遺跡ということもあり、この手の雰囲気が好きな人にとっては冒険心がくすぐられるゲームだと思います。
箱には古代アドベンチャー第1弾と銘打たれていたんですが、知る限り第2弾の発売はありませんでした。もしこれが文明シリーズで出てくれたなら、大人気シリーズになる可能性も秘めていたかもしれないのに・・・残念。
ミウ、16歳の誕生日。主人公「ミチムネ」は、突然、目の前で愛する人「ミウ」を謎の灰燼「ローゼンクロイツ」に連れ去られてしまう。親がわりだった祖父も殺されてしまった。
「いったい誰が、何のために、こんなヒドイことを!!」
祖父が死に際に残した言葉の謎も解けぬまま傷心のミチムネ。そのミチムネの前に謎のカギを握る男「草野教授」が現れた。
「キミには秘められた力がある!その力を目覚めさせれば全ての謎は解き明かされる!!」
果たしてこの男は敵か?味方か?しかし、一刻も早くミウを助けなくては!!そしてミチムネは、草野教授と共に秘められた力を目覚めさせ、愛するミウを救うために旅立つのだった!! (チラシより)
時代はすでに新ハード「PCエンジン」だったため、ハドソンが1989年唯一ファミコンで発売したソフト。80年代テイストたっぷりなちらしでは、相当なビッグマウスぶりを披露しました。
ストーリーは恋人を助けるため、世界遺跡を舞台に日本の古代神話の謎を解くサイキックロマンミステリー。序盤はコマンド選択でサクサク進みます。中盤からは死ぬことも多々あり、こまめにパスワードを取ることをおすすめしたいところ。
でもそれが、なんと6行!!
なんでこんなに長いのよと、結果的に酷評の多くなってしまったアドベンチャー。